
夏の繁忙期が過ぎふと振り返ると、、、
・スタッフに対してイライラしてしまった
・今後この状態で大丈夫なのかな?と不安になった
など様々なことを感じたかと思います。
繁忙期というのは、普段、見えていない部分や問題点が表面化しやすいです。
繁忙期が過ぎたからといってこれを黙って放置していてはいけません。
しかし、だからといって注意だけをしても何も変わりません。
ネイルサロン経営者が感じるイライラというのが大半は同じです。
そこで今回は、繁忙期で感じたスタッフに対するイライラを解消する方法を3ステップでお伝えさせて頂きます。
ステップ1:ミーティングを開催して全員で問題だし
経営者が感じたことを一方的に伝えてもスタッフにとっては「うるさい話」で終わってしまいます。
まずは、ミーティングを開催してスタッフ自身から問題だった点や課題だと思ったことを上げてもらいます。
スタッフが問題だしをしている際は、聞き手に回り質問をして深掘りをしてより具体的に問題を明らかにして上げてください。
深掘りする際の質問の仕方は、、、
『例えば?他には?具体的には?なぜ?どのように?』
これら5つを使い分け質問することでスタッフが感じた問題点を正しく理解することができます。
スタッフが感じている問題や課題がだいたい上がったら今度は、経営者の番です。
ここでも気をつけて頂きたいのは、問題を指摘するのではなく、問題だしをするということです。
イライラしたことを感情的に「あれが悪かった」「よくなかった」と伝えるのではなく
・なぜよくなかったのか?どう悪かったのか?(理由)
・その問題を放置しているとどうなるのか?(問題の重要性)
これらをはっきりとわかりやすく伝えることで問題に対して向き合うようになります。
スタッフというのは、経営者が考えている問題を問題だと感じない場合があります。
その時は、上記「理由・問題の重要性)を伝えてください。
ステップ2:問題の解決方法を決める
スタッフ、経営者、全員が問題を出し終わった後は、その同じ問題を2度しないように対策を考えなければいけません。
スタッフが上げた問題、経営者が上げた問題をスタッフから1つずつ解決策を聞いてください。
「同じ過ちを起こさないようにするにはどうしたらいいと思う?」
この際も具体的に改善できるような解決策を立ててください。
「頑張ります。」「気をつけます。」「意識します。」では何も変わらないですよね?
根性や感情でなんとかするのではなく行動としてどうするのか?
『行動でどのように変えていくのか』を明白にしてください。
ステップ3:決めた解決方法をマニュアルにする
最後に、話し合いで決めたことを覚えていることはできません。
ですので、お店のマニュアルとして作成をしてください。
例:
できないデザインをお客様に要求された時
↓
「対応の仕方」
人によって爪の癖があるのでどうしても同じようには出来ないことを話して理解して貰う。
それでも大丈夫ならやる。
このように全員で決めたことをマニュアル化することで忘れることもありません。
また、お店の基準が出来上がるので新しいスタッフが入っても同じ問題が起こることはありません。
いかがでしたでしょうか?
繁忙期が終わり少し落ちついた今にミーティングを開催してマニュアル作りを行ってください。